【体験者が語る】特別養護老人ホーム(特養)で働くメリットとデメリットを紹介

特別養護老人ホーム(特養)は社会福祉法人に限定され運営している施設になります。

対象入居者は65歳以上で要介護度3以上と比較的重度の方が入居されており

入居するタイプのサービスでは一番人気となり、空きがなかなか出ません。

また、介護士さんで、特別養護老人ホームで働く場合、様々なメリットがあります。

今回、特養で働く意外なメリットを紹介させていただきます。

特養で働きたい方の参考になれば幸いです。

ライターさんの記事

なお、この記事はライターさんの体験談に基づき、作成していただきました。

【特養で働くメリット1】利用者と長い関係を築ける

他のサービス(老健、デイサービスなど)では回転率の早い所もあり、3か月程度で入居者が入れ替わる事もあります。

他にも人数が多く、利用者さん(お年寄り)一人一人とコミュニケーションを取ったり、

関係を築くことが中々難しいのですが、特別養護老人ホームでは利用者さんの入れ替わりはまずありません。

入居された方は自宅で生活するのが、困難であり、介助が必要な方々です。

既に寝たきりであったり、医療的ケアが必要な方など様々です。

そのため、長い時間があり、利用者さんと毎日ゆっくりとコミュニケーションを取ることが出来るので、

高齢者の方と話すのが好きという方には適した仕事と言えます。

【特養で働くメリット2】介護技術が身につく

特徴に入居されている方は重度の方が多いので、必然的に様々な介護技術が必要となります。

日常のケアの中にも一人一人の症状に合わせて介助の方法も変えなければなりません。

自分で排泄や入浴される方よりも介助される方が多いので、毎日が勉強です。

軽度の方が入居されている施設(デイサービスなど)はほかにもあります。

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ただ、軽度ゆえに介護技術を身につけたいと考えている方には物足りないと思いますし

スキルアップには繋がりません。

逆に、特養で介護技術を身につけることによって

今後、転職をすることになっても、どこの施設でも通用する技術が身につくと言えます。

ここでの経験は転職時にも有利で、

同じ勤務年数で軽度の施設(デイサービス、グループホーム)と重度の施設では、

間違いなく後者の方が技術やスキルがあると判断されます。

同時にそれだけ高い技術が必要な入居者がいるため、職員の技術力はかなりのレベルです。

まる

入社して右も左もわからず悩まれる方はよくいますが、

周りに技術力の高い方が多数いますので、OJTがしっかりしており未経験の方でも安心して働くことが可能です。

【特養で働くメリット3】待遇面の充実

特養を運営できるのは社会福祉法人のみです。

社会福祉法人の運営には税金が使われており公的機関とも言えます。

介護の仕事は給与が安いとされていますが、公的機関ゆえにあまりに待遇を悪くし過ぎると

評判が悪くなる可能性があるので、比較的待遇面はしっかりしています。

最近では、処遇改善手当という介護の仕事をされている方は給料が安いので、

上乗せする形で毎月や年度末に一定額支給する制度があるのですが、

それにはランクによって満たさなければならない条件があり、

特別養護老人ホームは、その条件を満たしていることが多く、

毎月3万円以上の支給がされている所も珍しくありません。

【特養で働くメリット3】介護福祉士資格取得への近道

介護の仕事をするうえで様々な資格がありますが、

まず、取得したいのが、介護福祉士

現場で働くならこれを取らなければなにも始まりません。

昔は専門学校を卒業することで、自動的に取得できていましたが、今では3年の実務経験が必須となっています。

そのため、経験を積んでいくのですが、同時に資格取得に向けた勉強が必要になってきます。

法律や制度などを勉強することも大切ですが、介護技術についても知らなければなりません。

しかし、それらを参考書から学ぶのは困難であり、覚えれないと思います。

人間は見たり、聞いたりした記憶よりも体験した記憶の方が残りやすいとされていますので、

現場で働いて覚えるのが一番です。

基本的なシーツ交換やコミュニケーションの取り方から医療的ケアまで、

様々なことを日々学ぶことが出来るので、勉強しなくても特養の経験だけで合格される方もよくいます。

【特養で働くメリット4】認知症の方への対応を学べる

高齢者にとって認知症は切っても切れない関係です。

認知症の症状の中には、妄想や自傷・他害など対応の難しい場合があります。

それらの症状は人によって違いどんなに経験を積んでも全く新しいタイプの症状が出てくることもあります。

しかし、今後、日本では超高齢化社会に突入し高齢者の数は急増します。

そうなったときに今まで培ってきた認知症への経験は必ず価値のあるものになります。

認知症に対する深い理解と技術力を身につけたいのであれば、特養をオススメします。

特別養護老人ホームで働くデメリットとは

メリットについてお伝えしましたが、デメリットについても紹介します。

デメリットと呼んでいいかは微妙ですが、危険と隣り合わせな職場と言えます。

医療機関でないとは言え、高齢者の方の容態の急変は珍しくありません。

それが重度の方を多く受け入れている特養では、他人事ではなく夜勤中に亡くなられる場合などあります。

そして医療機関とは違い、医師が常駐していなかったり、病院が離れていたりして結果的に手遅れるになることもあります。

昨日まで元気に話していた方が次の日には亡くなっていたという事もあります。

そういう亡くなる可能性が高いという点ではデメリットかもしれません。

ただ、サービス(老健、デイサービスなど)が変わっても、どの施設でも亡くなる可能性があり、

この業界で働く方なら誰しもが体験していることです。

避けては通れない道

なので、そういった想いをしないために特養で働くのをやめるのではなく

容態が急変したときに、介助者として自分に何ができるのかを考え行動すれば問題ありません。

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まとめ

特別養護老人ホームで働くメリットをご紹介してきましたがどうでしたか?

入居者様とじっくり向き合い、関係を築いていきたい方にはオススメの職場といえます。

最近では、施設が倒産するなどニュースで見かける事はありますが、

特別養護老人ホームの場合、価格設定が安い事もあり、オープンしても直ぐに埋まってしまうので、まず開いている施設はほとんどありません。

そのため、入居者数が減ったことにより収入減少という事態はまず起こりえません。

その点だけ見ても倒産や閉鎖など最悪のケースになることはないので、安心して働ける職場と言えます。

デメリットとして重度の方がいるため、急変して亡くなられる方がいるという命と隣り合わせといったデメリットがありますが、

それは他の施設(デイサービスや老健、グループホームなど)でもある事ですし、

その経験は非常に貴重な経験であり今後必ず直面することになります。

その時に落ち着いて、的確に行動するためには避けては通れない道です。

未経験でどの施設で働いたらいいのか分からないという方はまず特養から始めてみることをオススメします。

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